マイホームを建てるとなると、やはり一番気になるのは「いったいいくらかかるの?」という費用のことではないでしょうか。
住宅会社の広告では「○○万円〜」という価格を見かけることもありますが、実際にはそれ以外にもさまざまな費用がかかってきます。
予算オーバーを防ぐためにも、注文住宅の平均費用や内訳、注意すべきポイントなど、事前に全体像を把握していただければと思います。
家づくりにかかる「総費用」の平均
国土交通省の調査(住宅市場動向調査など)によると、全国平均では以下のような費用感になっています(2024年時点)。
項目 | 費用の目安(全国平均) |
---|---|
本体工事費(建物) | 約2,500〜3,000万円 |
付帯工事費(外構・水道など) | 約200〜400万円 |
諸費用(登記・ローン手数料など) | 約150〜300万円 |
合計(目安) | 約2,850〜3,700万円 |
ただしこれはあくまで平均であり、土地の有無や地域差、建物の規模・グレードによって大きく変動します。
都心部やこだわりの強い注文住宅では、4,000万円を超えることも少なくありません。
注文住宅にかかる費用の内訳
住宅の予算は大きく以下の3つに分けられます。
1. 本体工事費
実際に建物を建てるための費用です。いわゆる「坪単価×延床面積」で計算されます。
- 基礎・構造・屋根・外壁・内装など
- キッチンや浴室などの設備
- 標準仕様+オプション(グレードアップ)を含む場合も
「本体価格」として提示される金額の多くは、この部分にあたります。
2. 付帯工事費
家を建てる前後に必要な工事で、以下のようなものが含まれます。
- 地盤調査・地盤改良
- 給排水・ガス・電気などインフラの引き込み工事
- 外構工事(駐車場・塀・門など)
意外と見落とされがちですが、200〜400万円ほどかかるケースもあるため注意が必要です。
3. 諸費用
住宅ローンの手続きや登記に関わる費用、その他の必要経費です。
- 登記費用(所有権移転など)
- 印紙税、ローン手数料、保証料
- 火災保険・地震保険
- 引っ越し費用、仮住まい費用
これらの諸費用も合わせると、100〜300万円程度の出費になることが多いです。
土地付きかどうかで大きく変わる「総額」
土地をすでに所有しているかどうかで、家づくりの総額は大きく変わります。
- 土地ありの場合:建物+付帯費用+諸費用
- 土地なしの場合:上記+土地代(1,000〜3,000万円)
都市部では土地代が建物よりも高額になるケースもあり、「土地込みでの予算設計」が重要になります。
オプション仕様やグレードアップで費用が上がりやすい部分
見積もりの段階では「標準仕様」で提示されることが多いですが、実際に話を進めていくと追加費用が発生しやすいポイントがあります。
- キッチン・お風呂のグレードアップ
- フローリングやクロスなどの内装材
- 収納の増設や造作家具
- 太陽光発電や高性能断熱などの省エネ設備
こういった部分にこだわりたい方は、あらかじめ“ゆとりをもった予算設定”を心がけると安心です。
予算オーバーを防ぐための3つのコツ
- 総額ではなく「総費用の内訳」を把握する
→ 建物だけでなく、付帯・諸費用もしっかり見積もりに入れておきます。 - 標準仕様とオプションの違いを事前に確認する
→ オプションが多いと予想以上に費用がふくらみます。 - 見積書は複数社からとって比較する
→ 同じ間取りでも、会社によって金額が大きく異なることがあります。